安くて新しいグラボを増設したら快適になった話
実は今までずっとオンボードGPUに色んな処理をさせていて、安価なグラフィックボードを挿しただけで一気に快適になった……という話です。当たり前じゃ! でもほんと余裕ができたんです。
今回購入したのはこちら。
私が買った時は税込8,800円でした。
現PCはそろそろ化石……
現PCはWindows10が主流になった頃のもので、性能的にはビジネス向け+αくらいです。CPUがIntel Core-i5 4590 3.3GHz、メモリの最大容量が16GBというのは、当時としては標準的だったと思います。
ちなみに旧PCには、GeForce 8600GTを搭載したグラフィックボードを挿していました。そのPCも7年くらい使ったと思います。現PCを素組みの状態で使っていたある日、そのグラフィックボードを挿してみたところ、動作するもののまったく快適にならず。7年間のオンボードグラフィックの進歩を感じました。
そんな現PCも古い部類に入ってきて、特にFilmora9で動画編集をするようになってからは映像の処理能力に不満を感じるようになりました。一か所性能不足になると全体が重く不安定になるので、早急に手を打つことにしました。
Radeon RX 550を選んだ理由
スバリ価格、これに尽きます。税込8,800円は安い。
一応第2の理由が『安価な製品の中では比較的新しいこと(2017年発売)』、第3の理由が『4GBというメモリ容量(2GBの製品が多い)』です。パフォーマンスモニターを見る限りメモリ容量はあまり使われていないようですが、保険ということで。
サイズはPCIスロット2つ分を占領します。奥行きは一般的なグラフィックボードより短く、準省スペースという感じでしょうか。大きなファンが1基付いており、放熱は問題なし。
ちなみに同価格、似たスペックでもう1種類あります。新機種なのでこっちでも良かったかもしれませんが、小さいファン2基の騒音はどうなんでしょう? 今は静かなのかな?
DQ10ベンチマークで性能チェック
せっかくなのでベンチマークテストをしてみました。
これはちょっとびっくりです。うちのディスプレイいっぱいでゲームしても快適です。もちろん他のゲームでは結果が変わると思います。
そしてさらに高い解像度で試してみたのがこちら。
さすがに解像度も画質も最高まで上げると『普通』と判定されますが、現状では十分な性能であると思います。これ以上のものを求める頃には、PC自体を買い替える必要が出てくるかと思います。
ちなみにオンボードグラフィックで計測した時の結果を記録し忘れてしまいましたが、解像度640x480であれば標準画質でも『快適』くらいだったと思います。解像度を上げると一気にスコアが低下しました。
こちらはタスクマネージャーの表示。画質に関わらず、3DはほぼMAXまで振り切れていました。専用GPUメモリは1GBも使っていませんね。
実際に快適になったのか?
負荷をかけた時の不安定さがなくなり、心理的な負担がなくなりました。Filmora9使用時でもPCの安定性が増したのは大きなメリットだと思います。少し気になるのは、ビデオエンコード時にハードウェアアクセラレーションを使う設定にしているのに、グラフィックボードがあまり仕事をしていないことです。設定ミスか、こういうものなのか。
そしてファン付きのグラフィックボードということで高負荷時の騒音が気になるところですが、現状まったく問題ありません。今のところ温度が高い時でも35℃止まりのため、ファンが高速回転する状況にありません。これから夏場を迎えた時にどうなるのか、少し気にしておきたいと思います。個人的には大きなファン1台であることがアドバンテージになると思っていますが……。
ということで以上、グラフィックボードを増設したら快適になった話でした。